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小沢訪中に冷淡なマスコミ: 古澤 襄

2007/12/10 02:49

 

 
四十数人の民主党議員団を引き連れて訪中した小沢代表は、胡錦濤国家
主席と会談する晴れ舞台を踏んだが、日本のマスコミに扱いは極めて冷
淡である。田中真紀子女史まで連れて行った大イベントだから、一面トッ
プ、写真入りで大々的に新聞が扱ってくれるという期待があったのは無
理もない。

ところが朝日新聞は四面一段(13版)、産経新聞は三面四段(13版)。
私は二面左肩トップ記事にはなると思っていただけに当てが外れた。N
HKも地味な報道である。同行した野党担当の記者団もがっかりしてい
るのでないか。

政府外交ではないから実質的な内容が無い会談になるのは仕方ない。小
沢氏と胡錦濤国家主席のエールの交換で終わってしまうのもやむを得な
いだろう。だが、国会を留守にして北京を訪問した民主党の衆参議員団
にとっては当てが外れた思いが残る。

私は別の思いで、この小沢訪中を見ていた。米国が一番、小沢訪中を気
にしていた筈である。民主党中国傾斜ぶりは顕著なものがある。民主
党に政権が渡れば、日米関係は冷却化して、日中関係が優先する危惧を
抱くのは、米国として当然であろう。少しは米国をハラハラさせた方が
いいという思いで小沢訪中を見ていた。

各新聞が一面トップで小沢訪中を扱えば、シーファー米駐日大使は慌て
るであろう。そんな悪戯心があったのだが、どうも期待が外れてしまっ
たようである。

国内では無愛想な小沢代表が満面の笑みをたたえて胡錦濤国家主席と握手
していた。福田訪中に先駆けて、民主党が日中外交の主役というシーン
を誇示したかったに違いない。それだけに日本の新聞の冷たい扱いには
不満が残る。媚中小沢外交と攻撃する保守グループも少し当てが外れた
のではないか。


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